キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾アニマルコミュニケーション セッションの 質問の仕方について🐾

セッションの申し込み時、「質問の仕方がわからない」

(質問を)どう書いていいかわからない」
という質問を、(^^;)時々いただきます。


良いコミュニケーションをするには、コミュニケーターの

意識のありよう、意識の深さ、経験などがとても大事になってきますが、

それ以外に、飼い主さんの質問の仕方(的確さ)も、

実はかなり重要になってきます。


今日は、そのことがよくわかるプードルのアイちゃん(仮名)

同居犬のムー君(仮名)を例にして書いてみます。


ママのUさんからいただいた質問のひとつに、
「アイちゃんは家に来て幸せ?」というのがありました。

この質問は、かなり多くいただく質問ですが、
私たちコミュニケーターにしたら聞きにくい質問の1つだと思います。

 

なぜなら、「幸せ」という感覚は、人によって感じる幅がかなりあり、
定義もとても広いものです。

幸せの定義が大きすぎる上に、それまで面識もないペットに対し、
その子が思うであろう幸せを、イメージをしにくいのです。

聞き手の私たちが、明確なイメージを持てないと、
共通言語のないどうぶつたちに伝わりにくくなります。

また、私たち人間も初めて会った人から、いきなり「あなた幸せ?」と聞かれても、

何て答えていいか戸惑ってしまうものです。それは、どうぶつたちも同じなのです。


プードルのアイちゃんに話を戻します。「家に来て幸せ?」という質問を受けて、
私はアイちゃんの写真を、見てみました。

どうみても、幸せ…と言うか、幸せじゃないようには見えないのです。


こんな場合、聞かれたアイちゃんも困ってしまうでしょう。

「幸せだけれど、どうしてママはそんなことを聞くのかしら?
と、逆に聞きたくなるはずです。

そこでママのUさんに、

「どうして、この質問をするのですか?この質問をする背景や、

状況を少し教えてください」と、メールを出しました。

すると、「日中は家族全員が仕事に出ていて、8時から7時くらいまで、
ムーと留守番させているので、アイの気持を聞きたいです」
という答えがかえってきました。


そこで再度アイちゃんの写真に向かって意識を集中してみましたが、
明るくて独立独歩、あっさりした性格のワンちゃんで、
日中の留守番で淋しさを感じている気がしないのです。

困ったなと思い、アイちゃんの性格を書いて、再度こう聞きました。

「日中淋しがっている感じは、ほぼ受けないのですが…でも、ご質問はこのまま、
幸せですか?にしますか…幸せなのかなと疑問を感じるようなことは、具体的にあるのですか?


すると、Uさんから返信が来ました。

「週に5日も犬だけでお留守番させているので、土日は広いドッグランに連れだして
家族で楽しむことにしています。そんな時ムーは大喜びで、
私たちの回りで楽しそうにしているのですが、アイはドッグランに来ているよその犬や、
よその家族のほうばかり行って遊んでいるんです。
そうじゃない時は、1人でドッグランの向こう端まで行って遊んだりしているんです。
それを見るにつけ、私たちのことが嫌いなのか?とか、家が楽しくないのかな?と、
思ってしまうのです」


このメールを見て、私の方は、ようやく質問の核心に触れた感じがしました。

「家に来て幸せ?」ではなく、「ドッグランで、よその家族や、
よその犬とばかり遊ぶのはなぜ?」と、質問した方が、ずっと明確な答えが返ってくるでしょう。


早速、アイちゃんにそう聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

「私は普段から独立独歩の性格だし、色んなことに興味がある方なの。
だから週末遊びにいった時は、普段はできないことをして好奇心を満たしているの」


そこで私は、初めて「U家の犬で幸せですか?」聞いてみました。

すると案の定驚いたような顔をして、「もちろん!ママ達は普段忙しそうだけれど、
すごく大事にしてもらっていること、私もムーもよくわかっているわ」

「良かった。ママは、あなたがよそのお家やよそのワンちゃんのところばかり行くので、
家で幸せじゃないかもって心配していたのよ」

私がそう言うと、アイちゃんは声を潜めました。

「ムーには内緒にしてね。ママも知っていると思うけれど、あの子ね、
メチャクチャ淋しがりで甘えん坊なの。だから、すごく私を頼りにしているわけ。
ママ達の帰りがちょっと遅くなっただけで、身体をくっつけてきて、
まだ帰ってこないのかなーとか泣き言ばかり言っているの。
つまり私は、週に5日間、ムーの子守をしているようなものなの…
だから、週末は1人で自由になって、思いっきり、自分の好奇心を満たしたりしたいの」


アイちゃんのこの答えを聞いて、Uさん家族はおおいに納得し、とても安心していたものです。

アイちゃんの事例からもわかる通り、質問していただく際は、
聞きたいことの的を絞って明確にしてもらうと、納得する答えを導き出せます。

質問の的を絞りにくい時は、その質問をする状況や背景、
一番気になっていることを書き添えて下さい。
そこを糸口にして、核心の方へ向かっていきます。


良いセッションというのは、単に事象を当てることではありません。

どうぶつの真の思いを、飼い主さんが正しく知り、理解することです。

どうぶつたちは、いつだって飼い主さんを愛しています。


その気持ちを知った時、あなたの犬や猫は、あなたがお世話をする
単に可愛いペットではなくなります。

本当の家族となれるのです。


飼い主さんとどうぶつに、そっと寄り添っていけるセッションができるよう、
これからも努力していきます。

どうぞ、ご協力をお願いいたします。

 

 

 

 

 

  • 2020.02.17 Monday
  • 20:25