キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

どうぶつ達は、残された時間をどう過ごしたいと思っているか…

シビック君の実例(OREOさん1月ミニセッション)

 
私達人間が、死を怖がるのはどうしてかと
考えたことがあります。

 

一番に思いつくのは、自分という存在が消えて無くなることへの恐怖。
これは普段私たちの誰もが、自分という存在を保つのに
(本当は錯覚なのですが)すがっている、小さな自我からくるのだと思います。

 

他には、社会的地位・お金・名誉など…築き上げてきたと信じている、
様々な物への執着があります。

 

そういう人間に対してどうぶつ達はどうかというと、
実に軽やかで平明というのが、アニマルコミュニケーションを通して感じる、
強い印象です。

 

どうぶつも人間同様、古い魂や若い魂、度胸のある者、怖がりな子と、
10人10色です。達観したどうぶつは、古くなったコートをさっと脱ぐような感じ。
あるいは、大きな輪の端から端に単に移行しただけ…

そんな風に、彼らにとっての旅立ちは、実に自然なことのようです。

 

若く幼い魂の子は、時々不安そうな場合もありますが、私達人間のように、

欲に裏打ちされた執着を示す子は、本当に皆無でした。

 

そんな彼らは、この限りある肉体で過ごす時間があまりないと知った時、
どのようなことを考え、何を望むのでしょう?

今日の実例は、そういう状況にあるシビック君の胸の内をご紹介します。

 

シビック君は、16歳のトイプードルで、少し年下の同犬種スパイア君、
そして最愛のママ、Kさんと共に暮らしています。

 

彼は16歳のお誕生日直前に、癌が見つかりました。

どうぶつの世界も人間同様、今は普通に告知をするケースが多いです。
どうぶつの前で告知をしても、本犬(猫)に理解できるわけがないと思っている先生も
(この場合、獣医師)まだまだ多いですが、実際は、全てわかっています。

 

シビック君の主治医がどうだったかわかりませんが、セッションを何度も
受けて下さっているKさんは、シビック君がちゃんとわかっていることを理解していました。
理解しているからこそ、彼が動けるうちに何かしたいことがあったら叶えてあげたい…
そう思って、私に連絡をしてきたのです。

 

シビック君にコンタクトを取ると、意気消沈して元気がない感じの姿で出てきました。
自分のベッドに、丸くなって寝ています。

 

一瞬、告知をうけたことがショックなのかと思いましたが、そうではないようです。
もう何度かセッションしているシビック君は、私の気配を感じ取ると、すぐに話しだしました。

「病気のせいで、調子が悪いわけではないんだ。僕に診断がくだされてから、
なんだか僕は、もう死んじゃったみたいに感じるよ。少なくとも、ママやみんなの目が
(近くに住む、Kさんのご両親)今までと違ってしまった。僕は死ぬまでの思い出作りに、
今を生きているわけじゃない。うまく言えないけれど、全てがあと○○ヵ月、
そこから逆算されているようで、そのことがとても淋しいんだ。
そんな風に毎日過ごしていたら、僕は本当に、春ごろ逝っちゃう気さえしてきたよ。
僕は病気だって言われる前も後も、今まで通りのシビックだし、
今まで通り、楽しく生きていきたいよ!」

 

「わかりました。シビック君の気持ち、ママに必ず伝えますね。
ママが、特になにかして欲しいことがあったら教えてほしいって…
何かあったら、聞かせてくれる?」

こう聞くと、ママのご両親にはとくに、心配かけたくないと話したシビック君。
第一線で忙しく働くママに代わって、昼間、シビック君とスパイア君は、
ご両親に面倒をみてもらっています。なので、万が一自分の身に不測の事態が起きた時、
ご両親がどれだけ動揺し、娘のKさんに申し訳なく思ってしまうか…
そういう心理も、シビック君はちゃんと理解しているのでした。

 

どうぶつ達のこういう細やかな心配りに、私はいつも驚いてしまいます。
人間ならこういう時、自分のことで精いっぱいになってしまうでしょうに。
私が感動している間に、シビック君の方は、一番伝えたいことを言いたいようでした。

「他にしてほしいことは・・・」と言って、スパイア君の姿(エネルギーでいうところの気配を)
を確認し、彼がいないとわかると、照れ臭そうに前足をひと舐めしました。
「やっぱり、ママにギュッと抱きしめてもらいたいな。
それを、前よりもずっとたくさんしてほしい」

 

シビック君のこの言葉をKさんに伝えたのは、OREOさんのミニセッションでした。

彼女はみるみる泣き顔になりましたが…顔を手で覆い、涙をこらえていました。
Kさんはすごく頑張るタイプで、知的で冷静で論理的な感じの女性です。
だから人前で、こんな風に、こらえきれず感情をみせることなど、
普段はないと思います。

膝に前足を乗せていたシビック君が、ママが涙をこぼしそうになったのを見るや、
甘えるように身体をすり寄せました。

「そうね、わかったよ。ギュッとしようね。たくさんしようね」

 

Kさんに抱きしめられるシビック君の横顔を、私は今も、
すぐそばで眺めているように思い出せます。とても幸せで、満ち足りていました。

私も早く家に帰って、私の猫をギュッと抱きしめたい。そんな気持ちになったものです

 

何日か前、Kさんからこんなメールをいただきました。

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今晩は。
先日、シビックの話を伺ってから、シビックが夜私のところに来て

抱っこをせがむようになりました

抱っこをしてあげると、何とも穏やかな顔になります。

(一部抜粋)

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私達は健康であってもそうでなくても、今を生きることの大切さを
忘れているような気がします。健康である時は、忘れていることさえ
気がつかないのでしょう。

 

あなたの大事な子が病気になった時、シビック君の言葉を思い出して下さい。

今、大事な子を看病している方はとくに、シビック君が望んだように、
あなたの大事な子にも、してあげてください。

 

どうぶつ達はいつも、今を生きて、今を楽しみたいのです。

 

掲載に協力してくださったKさんとシビック君は、
今夜もギュッとしているでしょうか…

2人(あえて2人と書きます)とスパイア君が、
楽しい時間をたくさん持てますように
💖

 

感謝をこめて!

 

 

 

  • 2018.02.16 Friday
  • 23:20